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■ 2つの試合の共通点

 準備試合ですばらしい活躍をしても海外クラブ所属選手が召集されると呼ばれる事はない選手がいるとか、準備試合でどのような無様なプレイをしても必ず呼ばれる選手がいるとか、頻繁に休暇を取ってしまい国内リーグでどの選手が活躍しているか見ているとは思えないとか、貴重な準備試合も有効なテストをほとんど行わないとか、ジーコ氏の振る舞いには謎が多い。
 謎は多いが、ジーコ氏が「エクアドル戦に、前日Jリーグの試合が組まれていようとも、ガンバの選手を呼びたい」と要望するのは、ある意味当然であろう。ワールドカップまで、ほとんど日数は無いし、準備試合も残り少ないのだから。
 だからと言って、Jリーグの公式戦なのである。Jリーグの方が優先順位が高いのは言うまでなかろう。議論の余地すらない。議論の余地すらない事が、覆ってしまう異常事態なのである。

 何故このような異常事態が起こるのだろうか。
 
 そもそも、日程がおかしいのだ。30日にエクアドル戦をするならば、ガンバの試合日程を29日ではなく、4月5日や4月19日に設定しておけばよかっただけではないか。もちろん、アジアチャンピオンズリーグを含めてガンバの日程は相当厳しいものになってしまうが、代表の試合と前後するような日程よりはましであろう。

 日程がおかしいのは確かだが、ジーコ氏も、鈴木チェアマンも、田島強化委員会も、物事の優先順位についての判断がガタガタになっているのではないか。昨秋の東欧遠征時は、海外クラブ所属選手も招集し敵地で2試合できると言う、今回のエクアドル戦よりも、ワールドカップに向けた準備試合としては貴重な機会にも関わらず、国内の非公式試合であるオールスターを優先させた。今回、ガンバの選手に拘泥するならば、ジーコ氏は何故あの時もっと頑張らなかったのか。前回、あそこまで花相撲に拘泥した鈴木チェアマンは、何故公式戦をないがしろにする今回の決定を許すのか。そして田島委員長は、前回と今回の強化試合の重要性をどう捉えているのか。
 
 オールスターとエクアドル戦の共通点を考えると、いくら楽観的な私でも気持ちは暗く沈んでしまう。

投稿時間 2006年03月23日
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