さて、昨日の山東−マリノス戦、田中隼磨に大いに不満を感じている。
私だってあの隼磨のシュートは入っていたと思うよ。また、手によってかき出されたとも思うよ。悔しいし、腹が立っているよ。でもねえ、サッカーってそんなものなのだよ。中田浩二のハンド?が見逃される事もある。そのあたりは表裏両面であって、そこを審判が見落とす事もあってのサッカー。仕方がないんだな、これが。
繰り返すが、昨日の審判に不満はあるが、あくまでもそれは判定基準の問題。あの隼磨のシュートの場面に不満はあるが、残念ながらあのような微妙な場面の見落としはよくある事(副審は何を見ていたのか、主審はハンドをどう捉えたのか、腹立たしいのは当然だけどね)。ロスタイムがたったの7分だったのは疑問だが、それ以外の場面では(奥への判定の疑問など、基準の異様さはさておき)必死に公平にゲームコントロールをしようとしていた。
難しいアウェイゲーム、むしろ隼磨はあそこでシュートがネットを揺らせなかった事を真摯に反省して欲しい。
けれども、不満なのはこの場面のシュートを決め切れなかった事ではない。
山東の守備は厳しく、コンディションが整わないマリノスにとって難しい試合だった。さらに山東はマリノスをよく研究しており、攻撃の軸が隼磨の前進にある事を理解していたのだろう。前進するスペースを巧みに消され、なかなか思うように攻撃ができなかった。それでも、このような難しい試合に、適切な判断で前進し、好機を演出しての中心選手。隼磨にとっては、まだまだ課題がある事が示された試合だった。あのような状況でも、好機を見つけて前進の機会を得る事ができるか。真のトッププレイヤになるべく、素晴らしい経験となる試合だったとも言える。
けれども、不満なのは攻撃参加の頻度が少なかった事ではない。
では何が不満か。
それは、あのつまらないイエローカードである。
タッチラインを割ったボールへの判定に不満があったのだろうか。ボールを地面に叩きつけて警告を食らった。何と愚かしいプレイだろうか。審判への不満、見事なボールキープを見せたボールボーイ達、フラストレーションはさぞ溜まっていたのだろう。だからと言って、あのような軽率な振る舞いを見せてよいものではないだろう。そして、あのような振る舞いを見せ、イエローカードを受ければ、チーム全体が一層焦ってしまう。極論すれば、あの振る舞いで、チーム全体が「いよいよ時間がない」と焦った雰囲気に陥ってしまった印象もあった。敗戦に導く愚かしいプレイだったのだ。
隼磨の日頃の言動、プレイ振り、目指しているものはJのトップクラブの右サイドプレイヤ程度のものではないはず。山口、落合、堀池、名良橋。このような偉大な右サイドの先輩たちの後継たろうとするならば、あのような軽率なプレイは考えられないはずだ。そのレベルを目指そうと言うならば、猛省は必須である。
