五輪代表チームの入替は、坂田→大久保、青木→阿部。大久保、阿部については、Jでの実績は現状の選手達でも屈指の存在であり、間違いなく戦闘能力は相当アップしたと考えてよいだろう。左サイドの選手起用、守備者として課題を残した茂庭と菊地の取扱いなど疑問は残るが、(油断禁物とは言え)いよいよアテネ本選に向けてのサバイバルゲームの開始として、日本での3試合を愉しみたい(メンバについての突っ込みは別な機会に)。
さて、本日発売の愛読書サッカーマガジンも、相当な分量を割いてUAEステージ(ラウンドと言う英語は不適切な表現である事も、今号で木ノ原氏の英語教室で講義されていた)の特集が行われていた。その中で感銘を受けたのは、井原(この人だけは思い入れが深すぎて「氏」をつける気にならない)による日本ステージ展望。UAEステージでのTV解説でのわかりやすい説明も見事だったが、そこでの取材経験から3チームの分析と推奨される戦い方が理路整然として述べられている。
それらの展望そのものも見事だったが、感銘を受けたのが、レバノン戦で述べられているサポータへの言及だ。引用してみる。
「レバノンはアウェイということもあって、どんどん萎縮してくると思うんです。日本は、サポータがブーイングして、しっかりプレッシャをかけることが大事ですね。あの国立の雰囲気は、経験したことないでしょうから。」
この我が国サッカー史上最大の勇者は、現役時代、ありとあらゆる手段で日本のゴールを守っていた。そして、サポータの応援そのものもその一手段として捉えてきたのだろう。そして後輩たちの戦いにもそれが円滑に利用されるべく、読者であるサポータたちに対して「頑張って戦え」と語っている、いや指示しているのだ。
ここは素直に、我々も戦力の一部として張り切るべきだろう。「UAEステージで見事な戦いを演じてくれた我らが若者たちと、共に戦おう」と改めて思った次第。
