blog武藤文雄のサッカー講釈

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■ 開幕撃沈

 今日はJ開幕戦終了後、日本サッカー狂会の宴会が行われ、久々に師匠をはじめ諸先輩とサッカー談義を満喫した。他の面々は、味の素スタジアムあるいは横浜国際から集結した訳だが、皆が私の顔を見るなり、「4−0だったみたいだけど、何があったの?」と聞いてくる。J1から陥落したチームと、J2でも下位だったチームの対戦、実情を知らない方々はベガルタに非常に不運が錯綜して大差が開いたものと、誤解した模様。

 言うまでも無く大変な誤解。
 立ち上がりから再三決定機を掴まれしのぐ展開も、まず(ベガルタから見て左サイドの)FKからで後方から進出する長身マシューをつかまえられず(競り負けたのではなく、つかまえられなかったのだ!)無様な失点。その後も横浜の中盤のプレッシャを抜けられず、全く攻めの形を作れない。さらにジェフェルソンのポストプレイを全く止められず2点目。それ以降も押しまくられる。前半30分過ぎにはハーフウェイライン近傍で獲得したFKを、ベガルタ主将渡辺がつなごうとするが、周囲へのルックアップが足りず、すぐカットされ逆襲を食らう。あわてた渡辺がジェフェルソンの首をつかんでなぎ倒す場面もあった。退場で当然と言う場面だったが、すでに2点差になっていた事もあり、主審は警告で止めてくれた。
 前半終盤に少しペースを取り返すも、後半早々に前半とほぼ同じ場所のFK、一度跳ね返すがこぼれ球へのフォローが悪く、またもマシューにミドルシュートを決められる(ここでもマシューを全くつかまえられなかった)。さらに、また同じ場所のFK、ファーサイドに開いた城にフリーで決められる。最も怖い男へのマークすらままならないとは。
 さすがに4点差になれば横浜のプレッシャも弱くなり、再三攻め込みを見せる。特に新人FW萬代とセレッソから加入した西谷が交替出場してからは、エース佐藤寿、右ウィングバックに起用された財前を軸に、再三攻め込むが、崩しきれなかった。
 これほどの完敗は、J1時代でも滅多にお目にかかれなかった。例えば昨シーズン終盤仙台スタジアムで(同じ横浜だな)マリノスにやはり4−0でやられた試合は、ずっと抵抗をした試合だった。しかし、この日は「4点差で止まったてよかった」と言う試合だった。J2に落ちれば、J1時代と異なり、毎週毎週中盤で劣勢の試合を見る必要がなくなると期待していたのだが、どうも違うのだろうか(笑)。城もジェフェルソンもマシューも(正確なFKを蹴る)内田も、いずれも知られた選手。わかっている選手に、絵に描いたようにやられるのだから、処置なし。

 J1での昨シーズン、苦戦が続き、連敗を重ね、最終的に陥落した。しかし、ほとんどの試合でベガルタは、忠実に集中した試合をしてくれた。しかし、この日の試合は...私は三ツ沢は近いし、この観戦に大した金も時間もかかっていない。しかし、仙台から来た人はどう思ったのだろうか
 まあ、悪いところが全部出た試合で、長丁場に向けて修正していけばよいと考える事にしようか。まずフィジカルコンディションの悪さを直すだけでも相当改善されるだろう。とにかく、中盤の活動量の少なさは目を見張った。シルビーニョ、石井のドイスボランチと攻撃的MFの菅井の間隔の広さ、財前、村上の両サイドMFの孤立振り、いずれもトッププロのものではなかった。あれだけ酷ければ、これ以上悪くなる事はないので、修正は容易だろう。

 4−0で1回負けるのは、1−0で4回負けるよりずっとよいのだ。

投稿時間 2004年03月13日
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