blog武藤文雄のサッカー講釈

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■ 五輪代表OA枠

 明日は五輪代表がトルコ選抜と戦う。OA枠を用いるとして、最終エントリーに残れるのは僅か15人。 ここまで煮詰まりながらも、多数の選手を競争させるのは、いかにも山本氏らしい。氏が一昨年まで仕えていた奇人?も確かに、メンバ同士の競争を好んではいたが、大会直前には、チームをまとめに入り、我々野次馬にもベストメンバが推定できる状態になっていたのだが。まあいいや。
 ともあれ、このサバイバル競争は、OA枠をどうするかが左右する。そこで、今日は私なりのOA枠利用案を述べて見たい。2月に韓国に完勝した時点での私の意見は、楢崎、服部公太、明神。それぞれ手薄なポジションを埋めようと言う考えだった。このうちGK(楢崎)と左サイド(服部公太)については意見は変わっていない。ただし、GKについては直前のアジアカップに楢崎を起用する考えもあろうから、川口(8年前に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたこの大会で復調して欲しいと言うのは、ノスタルジーだろうか)なり、曽ヶ端、土肥、都築、櫛野らJのトップGKを健闘する手もある。もっとも個人的にはだな。
 また、左サイドについては、服部公太が最適と言う考えに変わりはない。公太がチームに加われば、逆サイドの石川の攻撃がより円滑になるはずだ。と言うより、公太は明日の試合から起用を開始すればいいのに、ジーコ氏の選考対象外なのだから。
 しかし、ボランチについては考えが変わった。予選で期待通り今野が大活躍、本来であればA代表に昇格されるべきプレイを見せ、さらに啓太、阿部も上々の出来だった。ここに明神を加えても、決定的な戦力UPにはつながらない(名波を加えれば、大幅な戦力UPだが、残念ながら名波の膝は五輪の過酷な日程には耐えられまい)。
 とすれば、後1枠はどうするか。GKと左サイドは欠点是正のための補強だが、それ以外のポジションは頭抜けたタレントの増強枠と考えればよい。各ポジションごとに考えてみよう。
 まずセンタバック、宮本や中澤を加えれば戦力増強にはなろうが、ここは那須、闘莉王さらに徳永がおり、やはり大幅な戦力UPとは言い難い。右サイド、ここは石川、徳永、そして復調の駒野と、A代表を凌駕するようなタレント揃いで補強不要。FW、達也、大久保は既に実力はA代表レベル、また平山と言う素材もおり、久保を加えた方がよいのはわかっているが、若手の成長に期待したいところ(さらに高原、柳沢の不振により、久保抜きではアジアカップが相当厳しい事も予想されるし)。
 そう、補強すべきは攻撃的MFなのである。松井、山瀬、前田、いずれも好い選手だが、ここに彼らを凌駕する決定的なプレイができるスーパスターを補強するのだ。候補選手は6名。まず中田と小野。しかし、この2人はA代表の中核だし、アジアカップに不在ではワールドカップに向けての骨格を狂わす事になる。中村はまずフィジカルを含めての復調が前提条件、無理に五輪に出る必要性はなかろう。ベテランの藤田なり森島と言う手もある。2人とも、経験、リーダシップ申し分なし。
 しかし、ここで私は小笠原の起用を主張したい。小笠原は、同年代に中田、中村、小野と、強力なライバルがいる事もあり、過去もなかなかA代表で活躍する機会がなかった。しかし、一方で小笠原はここ数年、文句無いJ屈指のファンタジスタだ。小笠原に腕章を託し、アテネで金メダルを目指すと共に、彼自身の大化けを期待するのはいかがだろうか。ドイツに向けて。

投稿時間 2004年05月25日
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