世界陸上の200mで末續が決勝進出した。短距離走で、日本選手が世界大会で決勝進出する時代が来るのは信じられない思いだ。しかも、準決勝までのいずれのレースを見ても、余裕綽々。何がしかの幸運ではなく、完璧な実力による勝利。決勝がどうなるかはわからないが、この堂々たる決勝進出だけで、形容し難い素晴らしさだ。
91年、東京で行われた世界陸上。末續のコーチを務めている高野浩氏が、400mで決勝進出した。その時の国内の熱狂振りは忘れがたい。しかし、一方で日本人(と言うより東アジア人)が世界のトップレベルと互角に戦うとしたら、400mが精一杯で、それより距離が短くなると、筋力の問題から難しいのではないかと思ったものだった。しかし、この2日間の末續の勝ちっぷりを見ると、そのような謙虚さは全くの杞憂だった事を確信させてくれる。
柔軟さを保持しながらも十分強化された筋力、無理が無く安定したフォーム。素人目に見ても、末續自身の(天性に加えての)相当な努力、高野氏を軸とする適切な指導(無論、相当な科学的な積み上げがあった事が予想される)が、あった事は間違いなかろう。
この末續(及びそのチーム)の奮闘を見て、私は確信した。陸上の短距離でさえ十分やれるのだ。複合競技であるサッカーが世界一になれない訳がない。私が生きているうちは叶わないかもしれないが、総合的なサッカー国力?を積み上げていけば、いつか、必ず。
余談、服部がジュビロ入りする前、東海大に在籍していた事があった。高野氏が真剣に服部に中距離ランナーへの転向を奨めたと言う噂を聞いた事があるのだが。
