京都で少年サッカーの審判をしていた方が熱中症で亡くなったと言う。何と言う事だ。あってはならない事故が起こってしまった。亡くなった方のご冥福を心から祈らせていただきたい。
報道だけでは、今回の事故がどのような状況で発生したのかは推定できない。とは言え、真夏の猛暑の中、汗をかきながら審判をする身としては、とても他人事とは思えない。私のみならず、日本中の少年サッカーのコーチたちがそう思ったのではないか。
多くの場合熱中症を引き起こすのは、体調があまり良くない状態で、水分補給を怠った場合だといわれる。現実に自分が審判をする時の事を考えてみても、結構そのような危ない状況はあり得る。
少年サッカーでは、多くの大会は同一会場で何試合も行われるのが通例。そして、前の試合のコーチが審判を務めることが多い。そのような場合、しばしば自分の教えるチームの試合終了間際、バタバタと審判着に着替え、急いで集合し、落ち着かぬまま選手のメンバチェックや道具の確認を済ませる。そして、すぐに試合開始。すると、慌しさに押されて試合前の給水をうっかり忘れる事もある。
子ども達の健康維持のために、猛暑の試合では試合途中に給水の時間を取る(20分ハーフで、前後半とも10分あたりに)のが通例。しかし、子ども達は給水しても、審判はそのまま待機する事が多く、水は飲まない事がしばしば。さらにハーフタイムも、自分用の水を準備する事はまれで、試合をしているチームが気を利かせて水を提供してくれないと、ここでも給水し損ねる事態が十分あり得る。
結果的に1時間程度は、一切給水なしで、猛暑の中走り回るリスクがあるのだ。こう考えると、熱射病のリスクは随分高い。加えて、前日寝不足だったり、アルコールを取りすぎたりしていて、体調が悪い場合は、実に恐ろしい。
当たり前の事だが、猛暑の中少年サッカーの審判を行う場合は、本当に気をつけなければならない事を、今回の惨事で改めて確認させられた。今後は、自分のみならず、お互いに声を掛け合う事で、自分周辺のリスクを減らしていく、いや無くして行く事が重要だと再認識。さらに、日本協会も今回の惨事の周辺調査をよく行い、再発防止のための的確な情報提示に努めていただきたい。
そうは言っても、亡くなった方は帰って来ない。あまりにも残念。
