blog武藤文雄のサッカー講釈

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■ ミス連鎖から脱却せよ

 早朝の悔しさを噛み締めながらの1日が終わろうとしている。終わった事は仕方がない。ここはイタリア−ガーナが引き分けた事で、残り2連勝すれば、準々決勝進出が確実になると割り切って、戦って欲しい。
 
 勝負を決められてしまった4点目、信じ難い事に小野にミスが出た。左オープンに展開したい気持ちはわかるが、あそこで中核中の中核である選手が、敵国にがボールを奪われてはいけない。確かにボールを奪った直後のパラグアイのダイレクトプレイは見事だったが。さらに日本にとって不運だったのは、阿部が簡単に外されてしまった事。ここはハーフタイムの交替劇の暗部が出てしまった。前半3失点の直接要員となった那須を外し、阿部に右DFをやらせると言う奇策(あれだけ「テスト」を繰り返しながら、阿部はこのポジションで起用されたのは初めて!)が、完全に裏目に出た。
 私には那須を交替させた理由が理解できない。たしかに3失点とも那須の責任は重い。しかし、腕章まで託した(しかし選手入場の時、先頭が小野では無く那須なのには本当に驚いた)守備の中核選手、今年に入ってようやくチーム作りが始まった以降、常にチームの軸線として活躍していた男を外す事が適切なのだろうか。阿部もよい選手だが、小野がフィールドにいる以上、阿部の武器であるセットプレイで活躍する機会も少ない。小野をボランチに下げる以上は、上記奇策を用いる必要はなく、阿部を外せばよかったのではないか(厳しい言い方になるが、前半阿部はパラグアイの執拗な(日本から見た)左サイドの攻撃のケアに気を取られ、ほとんど活躍できていなかった)。
 そして、さらに那須に替わり起用したのが松井である事が状況をより混乱させていく。このチームの実質的なエース的存在である田中達也をどうしてもっと早く使わないのか。一部で報道されていたが、負傷なのか(その後起用された時のプレイ振りを見る限り、とても病み上がりには見えなかったが)。松井の出来そのものは悪くなかったが、後半半ばには当然のごとく達也投入となる。結果的に、松井は(阿部同様に)初めてのポジションである左MFに入り、試合から消えていく。
 もし小野をボランチに下げつつも、達也投入前に中盤でのボール獲得率を高くしたかったとすれば、松井ではなく駒野を投入し、トップ下に森崎浩を使う手もあったと思う。これでも、少し様子を見て、森崎浩の替わり達也を投入する事はできた。そうすれば、終盤の無理攻めも両翼を有効に行かせたはず。

 と、突っ込むのはキリがない。残り2勝すればよいのだ。
 
 特に那須に期待したい。まさか君だって、このままで終わるつもりはないよね。再確認しておこう。目標を間違ってはいけない。君の目標は、ドイツでのベスト8なのだから。

投稿時間 2004年08月13日
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