日本代表の欧州遠征と、Jリーグオールスターの日程がバッティングしているとの事。議論の余地なく、代表チームの強化が優先されるべきである。来年の本大会に向けて、国内の強化試合に欧州勢を呼ぶ事ができる機会は限られる。この欧州遠征は、インタナショナルマッチデイに、Jリーグも合わせて休み、欧州勢に体力的負担をかけずに強化を行える貴重な機会。来年のワールドカップにおける上位進出に向けて、非常に重要な遠征となる。難しい問題でも何でもなく、代表チームが優先されるべきである。
ところが、Jリーグチェアマンが信じ難い発言をしているようだ。これは論外だ。
以前も述べたがオールスターゲームをいかに盛り上げるか、純粋にサッカーとして面白い見世物にするかは、切り口は様々あろうが中々難しい。とは言え何のかの言っても、オールスターゲームは、公式戦でも何でもないデモンストレーション。大量のキャッシュを提供してくれるスポンサには感謝するし申し訳無い気持ちも感じるが、所詮その程度の試合に過ぎない。もっと言えば、オールスターゲームは、別になくても構わない大会なのだ。
勘違いしないで欲しいが、私は代表チーム強化の全てが優先されるとは思っていない。Jリーグの公式戦やアジアチャンピオンズリーグならば、状況次第では代表チームより優先されるべきと考えている。まして、リーグ戦真っ盛りの最中に、五輪代表やユース代表の強化と称して、様々な合宿や遠征を行うべきではないと確信している。
しかし、今回はそうではない。あと1年未満にせまった、世界最高の祭典の貴重極まりない準備期間なのだ。
それなのに、Jリーグのチェアマンともあろう立場の人間が、花相撲を代表強化よりも優先すると言う発言には、怒りを通り越して脱力してしまう。それでも気力を振り絞って怒る事にするが、このチェアマンは、マリノスがアジアチャンピオンズリーグを戦う際に、一切の日程協力は不可能と断言した実績もある。つまり、鈴木氏は何もわかっていないのだ。私だって子どもではない。スポンサの顔色を伺うのは大事な事だ。しかし、それも程度問題。サッカー界におけるバランス感覚が崩れている人間にリーダの資格はない。
これは議論の余地も無い問題なのだ。
もっとも、鈴木氏の暴言に対し、激怒すべき立場の人間が休暇を取り現在不在、これまた悩ましい問題ではあるのだが。
