blog武藤文雄のサッカー講釈

10月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31

  過去の記事
  

  カテゴリー
  日記
講釈本編

日本代表
五輪
若年層
Jリーグ
女子
サッカー一般
海外
歴史
底辺
マスコミ
サッカー外

  ブックマーク
  武藤文雄のサッカー講釈
メインページです
blogトップ
blogトップに戻ります
日記バックナンバ
blogに移植中ですが時間がかかりそうなので、当面こちらからどうぞ

     検索


  

  Powerd by
  News Handler

■ J1頂点を目指して

 「このまま行けば独走体勢に入ってしまうのではないか」と、レッズ関係者以外は皆悩んでいたJ1の優勝争いだったが、ジュビロが走るレッズを止め、ガンバがエスパルスを振り切った事で、再び混戦模様になってきた。野次馬としては、多いに歓迎したい。

 レッズはジュビロの先制攻撃にやられた。
 1点目はCKから。この場面は、映像を見る限りでは、山田が集中を欠いたプレイで対応を誤ったように見えた。何と言おうか、山田と言う選手はこう言うところが直らぬままにベテランになってしまったのだなと。2点目は坪井のミス。小野のバックパスもひどいものだったが、だからと言って脚力が武器のストッパが、同じく脚力自慢の太田に入れ替えられては話にならない。この日は闘莉王がとうとう負傷で離脱出場停止、ブッフバルド氏は闘莉王不在が不安だったのか、同じく負傷で離脱していた坪井をメンバに戻したがこれが大失敗だった。後半坪井に代えて相馬を入れて、4DFに切り替える。いずれのJクラブも左サイドのプレイヤの適任者を探すの苦労しているのだが、レッズはベンチに相馬を置いておけるのだから豪勢なものだ。ところが、この4DFはどの程度事前準備をしていたのか、カバーリングの徹底がなされぬままに、奪われたボールを振られて、福西に簡単にウラを取られて3失点目。長谷部の妙技によるワシントンの一撃で1点差にしていただけに、非常に痛い失点だった。
 レッズの敗因は、闘莉王不在を意識しすぎた事にあるように思えた。闘莉王、坪井がいないにしても、内舘、堀之内、ネネの3ラインの前後を山岸と啓太がはさむ布陣は、それなりに強力なはず。それなのに、十分に回復していない坪井を起用してしまった。ブッフバルドと言う人は、案外と小心者で「目先の勝ち」を狙うために時に策に走り過ぎる悪癖があるが、この日もそのパタンと見た。昨シーズン終盤、首位を走るガンバに追いつきたいレッズは直接対決で、闘莉王が上がりっ放しになり、逆にガンバの自在な攻撃を押さえられず完敗した試合なども、その一例(あの試合での闘莉王への失望も大きかったが、それを許容するブッフバルド氏にはあきれたものだった)。
 いずれにせよ、闘莉王と坪井の負傷が2人とも長びくと言う事態さえなければ闘莉王が復帰すれば守備は相当計算できるし、ワシントンはそれなりに点を取る。最前線と最後尾が強いのは、勝負どころで重要になるだろう。また残り5試合中ホームが3試合なのも有利か。マイナス要素としては、小野の長期低落傾向が相当深刻な事、達也が疲労気味で切れが落ちている事、そして上記したブッフバルド氏が姑息な策に走る事くらいか。
 ところで、ジュビロ戦、ポンテはなぜいなかったのだろうか。

 一方ガンバ。
 あの阿鼻叫喚のヴァンフォーレ戦以降1分け3敗とどん底に落ち込んでいた。そして万博に迎えたのが、やや調子は落ち気味だが4位につけるエスパルス。厄介な相手だった。
 前日のレッズ敗戦を受け、勝ちたいガンバだが、前半は焦るあまりかお互い攻め合いになり上滑り気味の試合だったが、何とか0−0でしのぐ。そして後半、驚いた事に勝ちたいはずのガンバがすっかり引き気味の試合を展開、播戸とマグノ・アウベスを走らせる速攻を狙う。ただし、どうにも攻めが薄く崩しきれない。一方でエスパルスの攻撃は分厚い守備でしっかりと止める。「このまま0−0で進めて終盤仕掛けるのかな」と思いはじめた矢先の59分に、何とCKからシジクレイが決めてしまった。こうなると完全にガンバペース。前掛りになるエスパルス守備陣のウラを強力2トップが突き、終わってみれば3−0の快勝。これで吹っ切れるだろうか。
 エスパルスもメンバ交代で何とか局面を打開しようとするのだが、悲しい事にガンバとは選手層が違う。前節、レッズに対したフロンターレもそうだったが、スタメンの11人で比較すれば、十分に対抗できる戦闘能力なのだが、ベンチ入り18人となると、どうしても差が出てしまうようだ。
 ガンバのメリットは、宮本、明神、播戸と各ポジションに経験豊富で精神的に強い選手が揃っている事。遠藤の離脱は悲劇だが、それ以上に気になるのはフェルナンジーニョの離脱。「西野さん、またですか」と言うのは簡単だが、遠藤不在の今こそ、フェルナンジーニョの才気と技巧が必要になると思うのだが。さらに、残る敵地3試合が福岡、鹿島、浦和と遠方なのも肉体的に少々つらいか。

 いずれにせよ、優勝争いはこの2チームとフロンターレに絞られた。最後に勝負を分けるのは、3チームのスター選手たちが、いかに「スーパー」なプレイを見せるかなのではないか。達也か、播戸か、憲剛か、それとも他の男か。昨シーズンほどのドラマまでは期待しないが、終盤まで面白いリーグ戦を愉しみたいものだ。

(修正について、06年11月5日)
 コメント欄で複数の方から指摘いただいた通り、闘莉王は負傷離脱ではなく、出場停止でした。完全な思い込みによる間違いで、言い訳の余地がありません。大変申し訳ありませんでした。反省の意を含めて、字消し線による修正にしました。間違った事を書くのは、大変恥ずかしい事です。今後も気をつけたいと思います。
 丁寧なコメントをいただいたので、あえて書きますが、闘莉王不出場の要因以外については、書いた通りと思っています。ブッフバルド氏の問題点、昨シーズンの闘莉王の暴挙(機を見て攻め上がるのと、上がりっぱなしで守備を崩壊させるのは全く異なります、闘莉王が上がりっ放しになる事で長谷部が守備に専念するのを私は好みません)、小野の不振(たとえ負傷が要因だとしても、あの「豪州戦ジーコおいおい」以降、私は冴えた小野を見られていません、とても悲しい事です、もし負傷が要因ならば早く直して欲しい)など、私の意見は変わりません。
 ともあれ、各種のご意見本当にありがとうございます。己のミスは論外でしたが、皆様のご意見は本当に参考になります。今後もお付き合いいただければ、幸いです。

投稿時間 2006年11月01日
コメント(16)  Track back(0)