blog武藤文雄のサッカー講釈

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■ ベガルタ展望2005(上)

 北朝鮮戦にかまけているうちに、J開幕が近づいてきた。サッカーマガジンもJ1選手名鑑が付録だったし。
 
 考えてみれば、1月1日まで天皇杯を堪能させてもらい、2月の上旬には北朝鮮戦。慌しいシーズンオフだった。そして、あと10日足らずでいよいよ新シーズン。踊る選手たちは大変だろうが、私のような野次馬にとっては愉しみで仕方が無い。
 陳腐で言い古された言葉だが、シーズン前の胸の高鳴りは何とも言えない気分だ。ある意味ではいずれのクラブのサポータにとっても、最もよい季節と言えるのかもしれない

 と言う事で、今シーズンのJ1,J2の展望を少しずつ講釈していきたいと想う。で、手始めにベガルタから。
 
 昨シーズン、高校、大学新卒の好素材を(クラブ史上初めてと言っても過言では無いほどに)獲得する事に成功、ベルデニック氏の指導の下、多くの若手素材が成長した。しかし、シーズン終盤に失速し、結局中位に終わった。
 シーズン終盤には、監督更迭のドタバタ劇、一部の選手の解雇の仕方にも段取りの悪さが喧伝され、フロントのプロフェッショナリズムがまだまだ欠如している事を見せ付けてくれた。

 とは言え、今シーズンの陣容を見る限り、上々の補強と言えるだろう。元々育っていた優秀な若手選手たちをベースに、それなりの人材が揃ったのは確か。
 選手層の薄かったDFは、三田(私はこの選手を非常に高く評価してきた、これについては別に述べます)、富澤と言った経験と実績のある選手を、レンタルとは言え獲得。昨シーズン出番のなかった若手の大河内、市立船橋で主将を務めた新人渡辺のいずれかが、戦力になるまで成長するのかにも期待がかかる。
 MFは元々人材豊富。シルビーニョ(また負傷したとの事、負傷の多さがこの選手の唯一と言ってもよい課題だが、これで負傷に強ければ今ごろJ1トップチームに強奪されていたようにも想えるので...)、熊谷、財前と言った中核に、梁、中田洋吉、菅井と言った昨シーズン大いに伸びた若手タレント。さらに潜在能力ではクラブ1ではないかとも思わせる関口の存在。
 FWはブラジル人を2人新規採用。巷で評価の高いシュウェンクと、日本で実績のあるバロン。元々、ここには中原、萬代と期待の大型ストライカがいるし、老獪な大柴も健在。ユース出身の貴重な自前選手大久保がどこまでやれるか。

 こう考えると、選手はそこそこ揃った訳で、後は都並新監督の腕次第と言う事だろうと想う。これについては、シーズン開幕まで全く読めない。今はただこの日本代表史に燦然と輝く偉大なプレイヤが、監督としても優秀な素質を持っている事を祈るのみである。
 特に前年とは全く異なる守備ラインを、この短いオフの間にまとめ上げる事ができるだろうか。まあ、(通訳の問題もあったが)コミュニケーションに課題があり、額に皺を見せながらいつも難しい事を語っていた前任者と比べると、速やかな意志伝達は得意中の得意であろう都並なのだが。

投稿時間 2005年02月22日
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