朝から夕刻まで少年団の大会の帯同で、昼間は天皇杯は全くフォローできず。帰宅後、焼き鳥じゃなかった七面鳥を食べながら、NHKBSの録画中継を愉しんでいた。クリスマスイブだしね。ロスタイムのマルキーニョスの決勝ゴールなど眺めていたら、突然メキシコ五輪の回顧番組が始まった。以前も放映されたものなのかどうかは知らぬが、なかなか面白かった。
メキシコ五輪の回顧となると、いつもの事だが英雄大老の自慢話を愉しむ事になる。すると、東京五輪にしか出場していない川淵現会長は、アルゼンチン戦のダイビングヘッドのみで完全な前座扱いなのがお気の毒。
長沼元会長((当時の監督)の相変わらず何を語っているのかはよくわからないが心に染み渡るコメント、岡野前会長(当時のコーチ)の相変わらず微に入り細に入る具体的なコメント、それぞれは見るたびに幸せな思いになる。そして釜本御大のこれ以上ない自慢話。(と思っていたら、その後見たスーパーサッカーにカズが登場し、全く異なる美しい自慢話が...)
目新しいのは、先日来日されたクラマー氏の最近のインタビュー。締めの場面で力強く言い切られた「Yamato Damasi」は本当に素敵な響きだった。
とは言え、今回感心したのは当時の映像の鮮明さ。
例えば、例の予選の3−3の日韓戦。過去、幾度か映像を見たことがあるが、いずれも不鮮明なものだった。ところが今日の映像はとても鮮明、おそらく画像処理技術の賜物だろうが、ちょっとビックリした。二アサイドを打ち抜く釜本の3点目のグラウンダのトラップからシュートに至る動作の美しさ。ところが、しばしば話題になる3−3の同点後の韓国のバーに当たるシュートは静止写真のみで動画なしだったのが残念。おそらく、あの場面の動画は現存していないのだろう(実際、「五輪予選の度に各テレビ局が八方手を尽くしてあの映像を探したが、見つからない」と言う話をしばしば聞いた事がある)。このような記録の散逸は本当に悲しい。
メキシコの準々決勝フランス戦の釜本の先制ゴールも素晴らしい。敵DFに絡まれながら、しなやかで力強いドリブルで振り切り強烈な一撃。陳腐な言い方でいつもの夢物語だが、このお方が今の代表にいたら...頼むぜ、久保よ、達也よ、大黒よ。
