blog武藤文雄のサッカー講釈

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■ 野球って不思議だ

 どうやら、我が故郷の仙台にプロ野球チームができる事が確定したようだ。素直に喜びたい。喜びたいのだが...
 
 どうにも、私のような門外漢がどうこう言う話ではないかもしれないが、野球と言うのは不思議な世界だと思う。いくつか素朴な疑問を述べたい。

 2つの企業体を競合させたのはいいが、両チームともGMやら監督などのスタッフから、チーム名などを準備させられて(これだけで相当な事前投資だ)、さらに「経済的な余力があるから長期の赤字に耐えられる」と言うあたりが、重要な判断基準になったと言う。そこまで「野球サイド」から無体(に私には思えるのだが)な要求をされても、両企業とも粛々と従って参入を希望したのだから、よほどこの業界は魅力があるのだろう。それなのに、撤退する企業があるのだから、大変不思議だ。近鉄がどうしても「プロ野球事業」から撤退したかったのだったら、合併などせずに、いずれかの企業に譲り渡せば、もっと話は簡単だったのではないか。

 さらに、もっと早い段階で片方の企業に決めてしまえば、お互い無駄な投資もないし、各種の準備(どうでもいいが、球場の準備やら試合日程の段取りやら、本当に来年春の開幕に間に合うのだろうか)も円滑だったと思う。選手会のストなどもあり、「新規参入を受け入れる努力を最大限行う」事が決まった直後に、今回の2企業は意思表示した。あれから今までの時間を審査に使うよりは、来期の準備に使うべきだったのではなかろうか。

 加えて落選したライブドアには、今後参入の可能性は残されるのか。上記のように、そこまで厳しい要求をされて、さらに事業内容にケチまでつけられて、それでも野球がいいのだろうか。「いやサッカーに出資して欲しいな」と思ってるだけなのですが。
 
 東北楽天と言うだけあって、仙台を中心に東北全体の広域で試合をするのだろう。これならば、例えば仙台で約40試合、東北の残り5県で約30試合(各県で5,6試合)ならば、いずれの試合も相当な観客が期待できるのかもしれないし、それなりの入場料収入が確保できるのかなと理解した。ただ不思議なのは、そうだとすれば、以前から経営が苦しいチームは、東北でも北陸でも四国でも山陰でも、他チームがフランチャイズ(これは独占権と言う意味で、サッカーで言うホームタウンとは全く意味が異なる)を持たない地域で試合をもっと行っていれば、入場料収入を確保できたようにも思える。サッカーと異なり、試合数が相当多いだけに、1箇所に集中して開催する必要はないと思うのだが。

 ところで、GMだ監督だコーチだと言う面々は決まったようだが、選手はどうするのだろうか。素人の素朴な考えでは、現在のブルーウェーブとバファローズ(つい先日コメント欄で指摘されるまでバッファローズと言うのだと思っていた。40年近く活字に触れていて知らなかっただから、自分の観察眼の無さを恥じるばかり)の選手の半分を無条件で受領できるのだろうか。
 すると、どうやって分けるのだろう。例えば、仰木氏と田尾氏がじゃんけんでもして、勝った方が「僕は中村紀を取る」、負けた方が「じゃあ谷を取る」と言うの繰り返して、分けるのだろうか。

 もちろん、ベガルタサポータとしては「ゴールデンイーグルス」と言う「ベガルタ」に、喧嘩を売ってきているのか、友達になろうと言う意思表示なのか、いや出資して下さると言うご神託なのか、判断に苦しむ愛称も不思議なのは勿論だ。
 また、これでヴィッセルがハーバードカラーのユニフォームになり、東北楽天が違う色のユニフォームだったら、さすがにヴィッセルサポータは不愉快だろうとも思う。
 このあたりのサッカーとの関連付けについて、ここまで明確な説明が何も無い事は、一番不思議なのだが、今後おいおい解決されていくのだろうか。

投稿時間 2004年11月02日
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