blog武藤文雄のサッカー講釈

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■ 金田氏に物申す

 昨日のウルグアイ戦、再放送をじっくりと愉しんだ。改めて思ったが、結構いい試合だったと思う。特にジーコ氏就任後3試合目で、チームの骨格が固まってきたのがよかった。もちろん、不満を言えばキリがない(と言うか私は不満を言うために観戦しているようなところがあるのだが)が、我々の目標は2005年の予選突破と2006年の準々決勝進出なのだから。

 で、画像を見ながら昨日を反芻していたのだが、ちょっとガッカリした事があった。それは解説の金田氏の、思いつきで出たようなコメントだ。
 2点目の失点場面「これは仕方がないですね」とのコメント。一体何が仕方がないのだ。仕方がないもへったくれもない、川口が悪いのは明らか。「仕方がない」と言う日本語の意味から調べ直したらどうか。
 さらに稲本の同点ゴール。完璧な崩しからの完璧なシュート。曰く「カリーニにとってブラインドでした」。冗談ではない。シュートコースを見れば、ボールはサイドネットを捕えており、弾道はカリーニの手の外だった。あのシュートはブラインド云々ではない。しっかり画面を見て欲しい。

 選手金田のデビューを鮮烈だった。代表デビューとなった1FCケルン戦、釜本のロングパスを受けて左サイドを突破し永井(レイソル永井の父親)の決勝ゴールを生む完璧なセンタリング。さらにA代表初戦となるソウルでの韓国戦、これが最後のA代表ゲームとなる釜本のパスを受け角度のない所から叩き込んだ代表初ゴール。「日本に技巧的なプレイヤが登場した」あの時の戦慄は忘れられない(今では笑い話としか言えないような時代だった)。サッカー批評の最新号で大住、今井両氏のコンビがまとめた「76年アジアユース」のエースでもあり、60年代半ばから急速に広がった「少年サッカーで技巧を教える」成果の第一世代とも言える選手だった。
 現在の日本サッカー界の指導陣は氏と同世代の人間が多い。氏はコーチへの道は選択しなかったのだろうが、解説者としてはメジャーな存在で、日本サッカーの中核を担うべき人材だ。たかがTV解説とは見過ごせなかったのでしつこく大騒ぎした次第。

投稿時間 2003年03月29日
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