会社の同僚がコーチをしている少年団が隣町にあり、地域が近い事もありよく試合をする機会がある。今日も朝一番からそのチームとの試合。試合前にお互い「おはよう」と挨拶を交わすまではよかったが、彼の第2声が恐ろしいものだった。「いやあ、フランス負けちゃいましたね。」おいおい、情報遮断中の俺にそれはないだろう(泣)。
さらに悪い事は続く。うちの坊主の得点はオフサイドと判定され、先方のご子息には得点を決められ完敗。
朝からケチがつく日はロクな事がない訳で、ベガルタも引き分けてしまったし。これは運命への八つ当たりか。
さてマリノス優勝。決してプレッシャが小さくない中、しっかりと1点取って守り切るのだから大したものだ。しかもあれだけ開いた勝ち点差にも関わらず、丹念に戦い続け最後に追い抜いてしまうのだから。まあこの日の控えのメンバなど「久保、奥、由紀彦、中西」なんだから戦闘能力も相当凄いことは事実なのだが、そうは言ってもここまでチームを強くした岡田氏の手腕には脱帽だな。後期に向けて、ジュビロなど他チームがどう巻き返すのか。
ただ残念だったのは本山の退場。あまり審判の事を悪く言うのは本意ではないが、最近の異様な警告、退場の増加を見るにつけ、審判を統括する部門が「出すべきカードを出さなかった審判を減点する」姿勢を見せているのではないかとも、勘ぐりたくなる。誤解されては困るが、あの判定があったとしても、マリノスの優勝の価値が減じられるものとは一切思っていないが。
で、朝一番に情報遮断に失敗した、フランス−ギリシャ。もはや神の領域とも思わせるレーハーゲル氏の手腕。
突っ込み所満載の試合だったが、一番感銘を受けたのがギリシャの得点時に、直接要因となるミスをした、2人のフランスの英雄だった。ギリシャ主将のザゴラキスが(ギリシャから見て右オープンに)進出してきた時、リザラスは大胆に出足で止めに出たが、あえなく一発で外される。直後、中央で待ち構えていたテュラムはニアサイドに飛び込む敵FWを押さえに前進したが、センタリングは後方で待つストライカのカリステアスに飛びフリーで決勝ゴールを許してしまった。
この日、ピリっとしなかったフランスの中で、2人合わせた代表試合数が200にもなろうかと言う、リザラスとテュラムのプレイ振りは輝いていた。リザラスは大胆な攻撃参加から何度か好機を演出したし、テュラムは堅実に中央の守備を固め続けた。でも、肝心要の場面で失点にこれらの老雄が絡んでしまったのは、サッカーの神のメッセージなのだろう。
時代は2年前の韓国で終わっていたのだ。それをさらに2年引っ張ってしまった、この大国の近い将来は決して楽観できないのではなかろうか。
それにしても、ワールドカップの優勝経験国がベスト4前に消えてしまった。こんな事は84年プラティニ大会以来ではないか(この日の試合終盤、貴賓席でのプラティニの仏頂面には笑った)。いよいよ面白くなってきた。
