blog武藤文雄のサッカー講釈

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■ 女子代表五輪予選

 古を懐かしんでいるうちに、世の中はどんどん進み、Jリーグ各チームは始動し、サッカーマガジンでの取扱の小ささにベガルタ2部落ちを改めて認識し、マリノスは絶望的な日程に臨まされ、チケットは余りまくり、女子代表の五輪予選日程が決まった。
 今年はタイトルマッチラッシュ、無定見な強化策で全世界を振り回される選手は大変だが(移動による疲労で故障する選手が出ない事を切に望む)、野次馬にとっては堪えられないシーズンである。そして、一連のタイトルマッチの中で、戦闘能力を考慮すると楽観できないが、負けた場合の痛手が大きいと言う意味では、女子五輪代表予選が最も興味深いように思える。
 もっともワールドカップ1次予選で万が一敗退した場合の痛みは筆舌に尽くし難いものがあろうが。ただし、この確率は万が一そのものと見る。オマーンに勝ち点を落とすリスクは小さくないが、その他の総当たり戦でオマーンが日本を上回る勝ち点を奪う可能性もまた低い。ホーム&アウェイの総当たり戦では、番狂わせは出づらいものなのだ。

 と言う事で女子代表の予選であるが、よくレギュレーションが理解できない。3グループに分けて、各グループの1位と、2位で最も成績のよいチームが準決勝進出との事だが、各グループのチーム数が異なっているのに、どうやって「2位で一番成績がよいチーム」を決められるのだろうか。常識的には、勝ち点、得失点差などで決めるのだと思うのだが。日本の入ったグループは3チームしかないので、2位になっても同考えても、勝ち点で他のグループを上回るのは難しい。JFAの公式を見ても説明がない。最初から「A,Bグループの2位で...」と言うのならば、わからなくもないが。この組合せをリアルに見ると、日本と同じグループになったベトナムとタイは、他国に比べてあまりに気の毒である。
 また疑問なのは、Bグループの1位チームは、問題の2位最上位チームと「五輪出場を賭けた最も大事な試合」を行う事になっている事。そうなると、そのB1位を確保したチームはリーグ戦序盤で2連勝でもすれば、リーグ最終戦で恣意的な操作で「最も大事な試合」の相手を選べる事になり兼ねない(事実的には、Bの最終戦は「4強」である中国と韓国の試合であり、そうはならない可能性が高いが。そして、「最強」と目される中国はこのリーグ最終戦で韓国を打ち破ることで、「最も大事な試合」を韓国より戦闘能力が弱いと目されるAグループの2位とやれる事になる)。
 限られた日程と予算で、それなりに公平と思える方法で、11チームから2チームを選ぶと言うのは、確かに難しいが、疑問はつきないレギュレーションだ。

 もちろん、さすがホームと言う事で(笑)こちらの1月23日で詳細に分析されている通り、日本にも格段に有利なスケジュールにはなっている。何はともあれ、4月24日は愉しみな1日となろう。

投稿時間 2004年01月28日
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