blog武藤文雄のサッカー講釈

1月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31

  過去の記事
  

  カテゴリー
  日記
講釈本編

日本代表
五輪
若年層
Jリーグ
女子
サッカー一般
海外
歴史
底辺
マスコミ
サッカー外

  ブックマーク
  武藤文雄のサッカー講釈
メインページです
blogトップ
blogトップに戻ります
日記バックナンバ
blogに移植中ですが時間がかかりそうなので、当面こちらからどうぞ

     検索


  

  Powerd by
  News Handler

■ 冴え渡る本田圭佑 五輪代表中国戦(上)

 結果的に2万人を越えた観衆が入ったのだから、「昨日の講釈は何だったのか」と言う気にもなるが、(まあ相当量のタダ券が出回ったとの噂もあるが)文句を言う筋合いではあるまい。まあ、あのくらいの入りの国立だと、殺伐とした野次も結構通り、なかなかよい雰囲気での試合となった。

 それにしても中国は弱い。
 とにかくあのラフプレイを何とかしなければ。日本が速攻を仕掛けてタッチライン沿いに展開して、受け手が抜け出そうとすると、何も考えずに後ろから足をなぎ払う。日本が遅攻から精緻なパスで抜け出そうとするとラフタックルで止めてくる。複数の選手が退場になってもおかしくない酷いタックルだった。また今の日本は、連携もこれからだし、セットプレイの仕掛けもないから、被害が広がらないが、この段階の日本に対してあのような守備しかできないようではお先真っ暗ではないか。大体、後半平山がシミュレーションを取られた場面にせよ、青山敏が倒された場面にせよ、PKを取られてもおかしくなかった。とにかく我慢して守ると言う当たり前の習慣をつけなければ。
 攻撃にしても、課題は山積。変化をつけるパスワークができる選手もいないのは仕方がないが、速攻時に後方から追い越してくる選手もいないので、攻めに変化をつける事ができない。結果的に速攻は、トップにぶつけてくる戦法しかなくなるが、青山直晃が待ち構えている状況では、突破できる可能性はほとんどなかった。遅攻の時は、技巧を発揮できる選手もいるし、追い越しを仕掛ける事ができるのだから、素早い判断が利かないと言う問題だろう。速攻が決まらないならセットプレイと言う事になるのだが、ほとんどのCK、FKが、二アサイドに引いてきた平山にカットされていた。このような工夫の不足が痛い。
 すぐにラフプレイに頼る事、とっさの判断が利かない事、工夫した攻撃ができない事、いずれにしても、サッカーにおける最も重要な要素である知性に欠けるとしか言いようがない。不思議なのは、毎回毎回日本に完敗し続けているにもかかわらず、次回も同じように、でかくてアタマの悪い選手を並べてきて完敗し続ける事。少しは悔しいと思わないのだろうか。中国サッカー界全体がそうなのか、代表選考方法が悪いのかは定かではないが。このままでは永久に日韓の壁は破れないだろう

 さて日本。
 まずは本田につきるであろう。フリーでボールを受けたときの、射程の広さと長いボールの精度。敵のプレッシャ下でも、距離が近い味方に強いパスを出す事を起点にした軽妙な崩し。オープンスペースに出た時に悠然と繰り出されるカーブのかかったクロス。ループありヘッドあり強いのありのシュート力。ルーズボールの競り合いもほとんど勝つ身体の利きのよさ。労をいとわない上下動。
 この日のベストプレイヤである事はもちろん、事実上A代表入り、札幌サウジ戦の左サイドはもう決定と言ってよいのではないかと思える出来だった。
 ただ、それはそれとして、あれだけ攻撃力のある選手だ。もう少し前とか真ん中で使ってみたい気もする。また、五輪代表と言う見地では、近いポジションに家長がいる(シーズン後半に入り序盤の勢いがなくなってきた感があり、ガンバでも出場時間が減ってきており、この日もベンチから外れていたのだが)。どのように使い分けるかは、反町氏の手腕だな。

 昨日、この五輪代表チームのはじめての国内有料試合と言う観点で、8年前のアルゼンチン戦を回顧した。8年前は中村のループが長く記憶に残る試合となったが、昨日は本田の圧倒的な存在感が長く記憶に残る試合となる事だろう。

投稿時間 2006年10月25日
コメント(6)  Track back(0)