blog武藤文雄のサッカー講釈

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■ 日本代表戦以上の歓喜

 実は昨日、カザフ戦の玉田のビューティフルゴール以上の歓喜を体験した。
 
 少年団の練習試合、約1年前に取り上げた教え子のSが、初得点を決めてくれたのだ。
 1年前のSは、敵のドリブルに闘志満面で向かうもののフェイントに一発で引っ掛かり簡単に抜かれてしまう、自分の前に転がってきたボールをトーキックとインステップキックの中間で思い切り蹴り返す、こう言ったプレイしかできなかった。しかし、皆と一緒にボールを追い掛け回しているうちに、Sは着実に成長した。敵のドリブルにはしっかりウェイティングできるようになった、自分のプレイイングディスタンスにボールが来れば落ち着いてトラップした上でルックアップしてサイドキックで味方につなげるようになった、自分でもドリブルで持ち上がり角度のあるキックでセンタリングも上げられるようになった。足が速いわけでも俊敏でもないが、着実にサッカー選手として「計算」できるプレイを見せてくれるようになっていた。
 この日の1試合目、右サイドのFWに起用されたSは、エースストライカに鮮やかなセンタリングを通しアシストを記録した。エース君は「S!サンキュー」と声をかけ、Sも満足そうな笑顔。この時点で予感はあった。
 そして、2試合目、強引に敵ペナルティエリアに進出したSはドリブル突破を狙うも敵DFにはね返される、そのこぼれ球が再びSの前にこぼれる、Sは思い切りよくインステップでシュート!ボールは見事に敵ゴールネットを揺らした。
 S本人は飛び上がって喜ぶ、チームメートたちも皆がSに駆け寄る。たまたま応援に来ていたSのお母上も大喜び。私だって本当に嬉しかったよ。逆サイドのタッチライン沿いで副審をしているコーチ仲間と40m越しのアイコンタクトでガッツポーズ。
 
 何かこう、巧い日本語にならなくて申し訳ないが、本当に「子ども達とサッカーをやっていてよかった」と想いました。

 ようこそ、S。これで君は齢10歳で、サッカーと言う麻薬に取り付かれたはず。一生をサッカーで持ち崩して遊んでください。

投稿時間 2005年01月30日
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